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花と緑を楽しむ庭づくり 植物好きプランナー松川志緒里の 庭のお手入れTIPS

vol.6 植物お手入れのこと 施肥について

今回は施肥についてのお話です。
植え付け直後の樹木は、根を切り縮めて(畑から堀取り、根巻きして)運搬されているので、根の伸長が十分でありません。根系が傷んでいると十分な養分吸収ができません。
それが2~3年経つと、新しい根が伸び始めて養分を吸収できるようになり、地上部の枝や葉がぐんぐん成長を始めます。

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植物には空気中から取り入れる炭素(C)と酸素(O)、水から得られる13種の必須元素があります。
大量要素 ・・・ N・P・K (三要素)
中量要素 ・・・ Ca・Mg・S
微量要素 ・・・ Fe・Mn・B・Cu・Zn・Mo・Cl

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この中で植物が必要とする量が多いものを三要素とよび、不足することが多いので肥料として補給する必要があります。

*肥料の三要素(NPK)*

N(チッソ)
植物を大きく成長させる作用があります。特に葉を大きくさせやすく葉肥はごえと言われます。過剰に与えると植物自体が徒長し、軟弱になるため病害虫に侵されやすくなるのでご注意を。

P(リン酸)
開花結実に関係します。花肥はなごえまたは実肥みごえと言われます。

K(カリ)
主に根の発育と細胞内の浸透圧調整に関係します。根肥ねごえと言われます。

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*肥料の与え方*
樹木の場合、葉張り周の範囲で深さ20~30cm程の溝を掘り肥料を入れて埋めます。

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最も一般的な方法で有機肥料(堆肥・油粕・骨粉・鶏糞・牛糞 等)を入れて埋めます。 化成肥料も少し混ぜると速効性も期待できます。

  • 有機肥料:腐葉土や堆肥・油粕・骨粉・鶏糞・牛糞 等 遅効性タイプ。
    土壌改良などの目的でも使われます。
  • 化成肥料:即効性タイプが多いです。

*お礼肥*
花や果実が終わった直後に施してあげてもらいたいもので、養分をたくさんつかって花や実を付けてくれた樹にお礼の意味を込めて肥料をあげ、その後の成長を良くするために行うのが目的です。なので、与える肥料は即効性のものを選んでくださいね。

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*寒肥*
12~2月の樹木の休眠期に施す肥料のことで、春先の萌芽の頃に効果が現れて樹勢を高めるとともに、根の発育促進や土壌改良の効果もあります。主に果樹に対して行います。与える肥料は肥効がゆっくりで、根にも土にもよい有機肥料が効果的です。

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植物は生き物です。状態を見て上手に付き合っていきましょう♪

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