前回に引き続き、ホスピタルパークについてくわしくお話します。
今回は、ホスピタルパークに設置されたベンチのいろいろについてご紹介しましょう。関西労災病院のホスピタルパーク内には、いろんなベンチが数多くあります。本を読む、ボーっとする、おしゃべりをする等々、その目的と春夏秋冬の日当り・風など、環境も考えられています。
もちろん、座りやすさ・車椅子の配慮・デザイン性も当然ですが、ひとそれぞれの目的を考えて設置場所・デザイン・機能を検討するのが、ランドスケープ的思考です。こういった考え方は、欧米では昔から取り入れられています。
この写真のベンチは、冬にはひなたぼっこ、またはおしゃべりするのにとっても都合の良いベンチ。撮影したのは11月中旬ですが、小春日和の日差しをうけ、冬の風を止める塀やお隣からの目線をカットする間仕切りなどがほどこされています。また、夏には頭上のパーゴラで日差しが遮断されます。
以下、ベンチのアラカルトです。 みなさんのお気に入りを探してみてください。
1[樹脂製。夏のこかげに]
2[デッキ製、子ども、高齢者も楽に座れる]
3[夏用のアーチの下に]
4[ホスピタルパークを見渡せます]
5[車椅子と並んで座れるベンチ]
6[遠近法でシンボリックな効果をもたせたベンチ]
7[芝生にあるベンチ]
8[三方が囲まれた公園内のプライベートベンチ]
9[花壇の間にあるベンチ]
10[ユニークなペア用ベンチ]
このホスピタルパークにはいろいろなベンチが設置されていますが、8・9番目のベンチなどは個人住宅にもOKですね。
では、この続きはまた次回に。