お役立ちよみもの集 article

設計条件：南向きの庭、駐車場１台、約33平方メートル、60代から楽しむ庭

庭の中央で、なだらかに隆起する丘がこの庭のシンボル。
その丘を隔てて、まったく違う表情を魅せる庭。

■ 表側（建物室内）からの眺め

幹の根元を見せない、オブジェの全部を見せないことで、空間に広がりと奥行きを感じさせ「もう一つの庭」への夢が広がる。

盛り上がった丘の中心にはシンボルツリーがそびえ、 その向こう側にちらっと見えるオブジェや家具が庭の奥行きを感じさせる。 すべてが見えないからこそ、その先はどうなっているのか想像力をかきたてる庭。

■ 裏側からの眺め

丘の裏側は、塀に囲われた落ち着きのある空間。 日が落ちると灯る３つの灯りは、表側（部屋）からの眺めを幻想的に演出する。

庭を楽しくするアイディアはさまざま。
例えば壁に取り付けたメッシュ調ハンギング。取付位置の移動が可能で、 ある時にはプランター置き場、ある時にはサイドテーブル、と自由に変化。

庭のコーナーに取り付けたメッシュ調フェンスは風を通し、気配を感じる窓の役目。 出入りの扉を閉じれば、ペットも安心して楽しめる多彩な庭。