庭にかかわる読み物いろいろ

松川コラム

vol.7 花壇のこと
植え替えいらずの宿根草の花壇

花壇についてのお話です。
門まわりの花壇、部屋の中から見える花壇、テーブルに飾られた庭で摘んだ葉や花……。玄関先やお庭、室内にも植物があると気持ちを安らげてくれますね。

今回紹介するのは宿根草がメインの花壇。
宿根草とは花期が過ぎても根が残り、何年も緑や花を楽しませてくれる植物のことで、何度も花を購入しなくてもよく、植え替え手間のない花壇をつくることができます。

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*花選びのポイント*
●春夏秋冬、四季を通じて楽しめるよう開花時期の違う花を選ぶ。
園芸店では花の咲く時期に多くの苗が店頭に並びます。
四季を通して気に入る植物をゆっくり集めるのも楽しみの一つですよ。

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●葉の形で変化をつける
葉の大きなものとして、クリスマスローズ、ツワブキ、ギボウシ等があります。 尖った葉といえばヤブラン、リュウノヒゲ等があります。

●葉の色で立体的に
緑の濃いセンリョウ、ヤブコウジ、葉に緑以外の色が混じるセイヨウイワナンテン、ヒ ューケラ、アジュガ、斑入りフッキソウなど、葉色の濃淡で、花のない時期も華やかに 演出することができます。

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上記で紹介したものは私たちが植え込みによく使う植物です。そのほかに、よく使う植物をもう少しご紹介します。

春から夏の花:アガパンサス、シラン、ツルニチニチソウ、ラベンダー

秋から冬の花:シュウメイギク、クリスマスローズ

低木類:アベリア、ヒペリカム、シモツケ、アジサイ、アナベル、フィリフィラオーレア、 プロクンベンスナナ

植物によって、日当たりのよい場所を好むものや、半日陰を好むものがあります。 成長した時の様子を考慮しつつ全体の草丈、色等をバランスよく配置してください。

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*花壇の土*
●土づくり
堆肥や腐葉土やピートモス等の有機質肥料、鶏糞や油粕、石灰、化成肥料などを混ぜて、 通気性、排水性、保水性、保肥性の高い土づくりをするのですが、 小さな花壇の場合、市販の培養土(上記のようなものが混ざった土)でOKです。 培養土と既存の土とを混ぜ合わせて土づくりをしてください。

*お手入れ*
●水やり
まずは水やり、これが 1 番大切です。

●伸びた葉のカット
伸びすぎてから切るときれいな形に戻らないことがあるので、1年に1~2回は伸びた葉をカットしてください。

●古い葉の除去
古くなって枯れた葉をそのまま置いておくと美観が悪くなり、病気や虫が発生しやすい状態になるので、古い葉は取り除きます。

●追肥
花期が過ぎたら化成肥料を与えましょう。

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